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同様に、野外飛行などもパワーを調節して目的の滑空性能にしてやると、グライダーとほぼ同じ程度の状態になる。マクレディーリングを使用するときには、高速になるにしたがって。MGの方が悪くなるので、練習向きとなる。指導するのには、非常に便利であると同時に、安全で、経済的な野外飛行練習ができる。
MGの利用については、199ページ、201ぺージ以下の項目をも読んで参考にしてほしい。
服装
練習前の準備としては、服装が重要である。特に練習の準備段階で(地上での)格納庫から機体を引き出したり、組み立てたり、出発位置に運搬するという多くの作業がある。。そのために、寒中でも汗を流すことがあるし、飛行の練習が始まると、0〜10℃ぐらいの空中でじっと座っていることになる。特に、わが国の場合は、12月から3月ごろにかけては、上昇風が強く、しばしば高高度に達することがある。
そのために、服装全体が温度の急激な変化に対し、座席についたままで簡単に調節できるようにしなければならない。ファスナーとかマジックテープ等を使用して、簡単に開閉できるようにし、かつ、安全バンド・パラシュート・ばく帯とは関係のない位置で、調節できるようでなければならない。

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ポケットのふたは、ファスナーまたはマジックテープでとめる。

 

 

 

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